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「虫歯じゃないのに歯がしみる…」歯周病と知覚過敏との関係について歯医者がやさしく解説します!

「冷たい水で歯がキーンとしみる…」

「甘いものを食べるとしみる…」

「歯医者で虫歯じゃないと言われたのに、なぜしみるの?」

そんな経験はありませんか?

歯がしみると、

👉 虫歯かも?

と思う方が多いと思います。

もちろん虫歯が原因のこともありますが、

実は、

👉 歯周病

👉 知覚過敏

が関係していることも少なくありません。

特に40代以降になると、

歯ぐきが少しずつ下がり、

虫歯ではないのに歯がしみる症状が増えてくることがあります。

今回は、

・知覚過敏とは?

・なぜ歯がしみるのか?

・歯周病との関係

・今日からできる対策

について歯医者がやさしく解説します。


目次

知覚過敏とは?

知覚過敏とは、

👉 虫歯や歯の破折がないのに

冷たいものや風などの刺激で

👉 歯が一時的にしみる状態

をいいます。

例えば、

✅ 冷たい水

✅ アイス

✅ 甘いもの

✅ 歯ブラシの刺激

などで、

「キーン」とした痛みが出ることがあります。

多くの場合、

刺激がなくなると痛みも落ち着きます。


歯はどんな構造をしているの?

歯は大きく3層構造になっています。

外側から、

✅ エナメル質
✅ 象牙質
✅ 歯髄(神経)

です。

エナメル質は硬く、

刺激を通しにくい構造です。

しかし、

その内側にある

👉 象牙質(ぞうげしつ)

には、

細かい管(象牙細管)がたくさんあります。

この管を通じて刺激が神経へ伝わることで、

しみる症状が起こると考えられています。


なぜ歯がしみるの?

ポイントは、

👉 象牙質が露出すること

です。

通常、

象牙質は

👉 エナメル質

または

👉 歯ぐき

によって守られています。

しかし、

何らかの原因で象牙質が露出すると、

刺激が伝わりやすくなります。


歯周病と知覚過敏はどう関係する?

ここが今回の重要ポイントです。

歯周病は、

👉 歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起こる病気

です。

進行すると、

歯ぐきが下がったり、

歯を支える骨が減っていきます。

すると、

本来歯ぐきに覆われていた

👉 歯の根(歯根)

が露出します。

歯の根の表面には、

エナメル質がありません。

つまり、

象牙質が露出しやすい構造なのです。

そのため、

歯周病が進行すると、

👉 知覚過敏が起こりやすくなる

ことがあります。


歯周病治療後にしみることもある?

実はあります。

歯石除去や歯周病治療後に、

「前よりしみる気がする」

と感じる方がいます。

これは、

歯石で覆われていた部分がきれいになり、

露出した歯根に刺激が伝わりやすくなるためです。

また、

歯ぐきの炎症が改善すると、

腫れていた歯ぐきが引き締まり、

歯根が見えやすくなることもあります。

一時的にしみやすくなることは珍しくありません。


歯周病以外の原因もある

知覚過敏は歯周病だけが原因ではありません。

例えば、

強すぎる歯磨き

ゴシゴシ磨きは、

歯ぐきを下げる原因になることがあります。


歯ぎしり・食いしばり

強い力が加わることで、

歯に負担がかかります。


酸性の飲食物

炭酸飲料や柑橘類などで、

歯が溶けやすくなることがあります。


加齢

年齢とともに、

歯ぐきが自然に下がることもあります。


こんな症状は要注意

次のような症状がある方は、

歯周病や知覚過敏が関係しているかもしれません。

✅ 虫歯はないのにしみる

✅ 歯ぐきが下がってきた

✅ 歯磨きで血が出る

✅ 冷たいものがつらい

✅ 歯ぐきが赤く腫れる


今日からできる対策

やさしく歯磨きする

力を入れすぎないことが大切です。


知覚過敏用歯みがき粉を使う

刺激を和らげる成分が入っています。


酸性飲食物を摂りすぎない

頻度も意識しましょう。


歯ぎしり対策をする

必要に応じてマウスピースも検討します。


歯周病を放置しない

根本的な原因改善につながります。


歯科医院でできる治療

症状に応じて、

✅ 歯周病治療

✅ 薬剤塗布

✅ コーティング処置

✅ マウスピース治療

などを行います。

知覚過敏は、

原因によって治療法が異なります。

そのため、

自己判断せずに歯科医院で確認することが大切です。


歯科医院で感じること

診療をしていると、

「しみる=虫歯」

と思って来院される方が多いです。

しかし実際には、

虫歯ではなく、

👉 歯周病による歯ぐきの退縮

が原因になっているケースも少なくありません。

特に40代以降では、

歯周病と知覚過敏が重なっている方が増えてきます。

だからこそ、

しみる症状は

👉 歯ぐきからのサイン

として考えることも大切です。


まとめ

虫歯ではないのに歯がしみる原因として、

👉 知覚過敏

がよくあります。

特に歯周病が進行すると、

✔ 歯ぐきが下がる

✔ 歯の根が露出する

✔ 象牙質が刺激を受けやすくなる

ことで、

知覚過敏が起こりやすくなります。

歯がしみる症状は、

単なる一時的な違和感ではなく、

歯ぐきや歯を守るためのサインかもしれません。


ひとこと

歯がしみると「虫歯かも」と不安になりますよね😌

でも実際には、歯周病や歯ぐきの変化が関係していることも少なくありません。

しみる症状は、お口からの小さなSOSサインかもしれません🦷✨

「そのうち治るかな」と放置せず、気になる時は早めに歯科医院で相談してみてくださいね。


参考文献・参考資料

  1. 日本歯周病学会『歯周病の診断と治療の指針 2022』
  2. 日本歯周病学会『患者さんのための歯周病ガイド』
  3. 日本歯科保存学会『知覚過敏症ガイドライン 2018』
  4. 厚生労働省『第5回永久歯の抜歯原因調査報告書』
  5. 日本歯科医師会「知覚過敏について」
  6. Gillam DG, Orchardson R. Advances in the Treatment of Root Dentin Sensitivity. Journal of Clinical Periodontology. 2006.
  7. Rees JS, Addy M. A Cross-sectional Study of Dentine Hypersensitivity. Journal of Clinical Periodontology. 2002.
  8. Canadian Advisory Board on Dentin Hypersensitivity. Consensus-Based Recommendations. Journal of the Canadian Dental Association. 2003.
  9. Newman MG, Takei HH, Klokkevold PR, Carranza FA. Carranza’s Clinical Periodontology. 13th Edition.
  10. World Health Organization (WHO). Oral Health Fact Sheets.
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