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歯周病菌って何者?気づかないうちに歯を失う原因を歯医者がやさしく解説します!

「歯周病菌ってよく聞くけど、どんな菌なの?」

「虫歯菌とは違うの?」

「歯磨きをしないと増えるって本当?」

歯周病について調べると、

👉 歯周病菌

という言葉をよく目にします。

実は、

歯周病そのものは細菌による感染症の一種です。

そして、

その細菌が長い時間をかけて歯ぐきや骨にダメージを与えることで、

歯周病が進行していきます。

今回は、

・歯周病菌とは何か?
・どこにいるの?
・なぜ歯を失う原因になるの?
・歯周病菌を減らす方法

について歯医者がやさしく解説します。


目次

歯周病菌とは?

歯周病菌とは、

👉 歯周病を引き起こす細菌の総称

です。

実はお口の中には、

700種類以上の細菌がいるといわれています。

そのすべてが悪い菌というわけではありません。

中には、

お口の健康を保つために役立つ細菌もいます。

しかし、

一部の細菌が増えすぎると、

歯周病の原因になるのです。


歯周病菌はどこにいるの?

歯周病菌が最も住みやすい場所は、

👉 歯垢(プラーク)

です。

歯垢とは、

歯の表面につく白っぽい汚れのことです。

食べかすのように見えますが、

実際は細菌のかたまりです。

わずか1mgの歯垢の中にも、

数億個の細菌が存在するといわれています。


歯周病菌が好きな場所

歯周病菌は、

酸素が少ない場所を好む種類が多いことが知られています。

特に、

👉 歯と歯ぐきの境目

👉 歯周ポケットの中

を好みます。

歯磨きが不十分になると、

この部分で細菌が増殖しやすくなります。


歯周病菌は何をしているの?

歯周病菌は、

歯ぐきに炎症を起こす物質を出します。

すると体は、

細菌を排除しようと免疫反応を起こします。

本来これは体を守るための反応です。

しかし、

炎症が長期間続くことで、

歯ぐきや骨にダメージが及んでしまうのです。


歯周病菌が増えるとどうなる?

最初は、

歯ぐきに炎症が起こります。

これが

👉 歯肉炎

です。


歯肉炎の症状

✅ 歯ぐきが赤くなる

✅ 腫れる

✅ 歯磨きで血が出る


この段階なら改善できる可能性があります。

しかし放置すると、

歯周病菌はさらに増えていきます。


歯周炎になると骨が溶ける

歯肉炎が進行すると、

炎症は歯を支える骨にまで広がります。

これが

👉 歯周炎(歯周病)

です。

すると、

歯周病菌や炎症反応の影響によって、

歯を支える骨が少しずつ失われていきます。


歯周病菌はなぜ怖いの?

最大の特徴は、

👉 痛みが少ないこと

です。

虫歯のように強い痛みが出にくいため、

多くの方が気づきません。

そのため、

「気づいたら歯がグラグラしていた」

ということもあります。

歯周病が

👉 サイレントキラー

と呼ばれる理由です。


歯周病菌の代表選手

歯周病菌には様々な種類があります。

その中でも有名なのが、

Porphyromonas gingivalis

(ポルフィロモナス・ジンジバリス)

です。

歯周病との関連が強い細菌として知られています。

ただし、

一般の方は名前を覚える必要はありません。

大切なのは、

👉 歯周病菌を増やさないこと

です。


歯周病菌は人にうつる?

歯周病は感染症の一面があります。

家族やパートナーとの生活の中で、

細菌が移動する可能性はあります。

しかし、

細菌が存在するだけで必ず歯周病になるわけではありません。

歯磨きや生活習慣なども大きく関係しています。


歯周病菌と全身の健康

近年では、

歯周病菌と全身疾患との関係も研究されています。

例えば、

・糖尿病

・心筋梗塞

・脳梗塞

・誤嚥性肺炎

などとの関連が報告されています。

つまり、

歯周病菌はお口だけの問題ではない可能性があるのです。


歯周病菌を減らす方法

歯周病菌をゼロにすることはできません。

しかし、

数を減らすことは可能です。


毎日の歯磨き

最も重要な方法です。


フロスや歯間ブラシ

歯と歯の間の細菌を減らします。


定期検診

歯石や磨き残しを管理できます。


禁煙

歯周病予防に大きく役立ちます。


まとめ

歯周病菌とは、

歯周病を引き起こす細菌の総称です。

歯垢の中で増殖し、

歯ぐきや骨に炎症を起こします。

その結果、

歯を支える骨が失われ、

最終的には歯を失う原因になることがあります。

だからこそ、

毎日のセルフケアと定期検診が大切なのです。


ひとこと

歯周病菌は目に見えません。

だからこそ、その存在を忘れてしまいがちです😌

しかし、お口の中では毎日細菌と体の防御反応がせめぎ合っています。

歯磨きやフロスは、そのバランスを保つための大切な習慣です🦷✨

未来も自分の歯で美味しく食事を楽しめるように、今日からできるケアを続けていきたいですね。


参考文献・参考資料

  1. 日本歯周病学会『歯周病の診断と治療の指針 2022』
  2. 日本歯周病学会『患者さんのための歯周病ガイド』
  3. 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周病」
  4. 厚生労働省『歯科疾患実態調査』
  5. Newman MG, Takei HH, Klokkevold PR, Carranza FA. Carranza’s Clinical Periodontology. 13th Edition.
  6. Lindhe J, Lang NP. Clinical Periodontology and Implant Dentistry. 6th Edition.
  7. Hajishengallis G. Periodontitis: From Microbial Immune Subversion to Systemic Inflammation. Nature Reviews Immunology. 2015.
  8. Darveau RP. Periodontitis: A Polymicrobial Disruption of Host Homeostasis. Nature Reviews Microbiology. 2010.
  9. Lamont RJ, Koo H, Hajishengallis G. The Oral Microbiota: Dynamic Communities and Host Interactions. Nature Reviews Microbiology. 2018.
  10. World Health Organization (WHO). Oral Health Fact Sheets.
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