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毎日歯みがきしているのに歯周病になるのはなぜ?“フロス”が大切な理由を歯医者がやさしく解説します!

「毎日ちゃんと歯を磨いているのに歯周病と言われた…」

「歯磨きは欠かしていないのに歯ぐきから血が出る…」

そんな経験はありませんか?

実は歯科医院では、

👉 毎日歯磨きしているのに歯周病になる

という方は珍しくありません。

その理由のひとつが、

👉 歯と歯の間の汚れ

です。

そして、その汚れを落とすために大切なのが

👉 デンタルフロス

です。

今回は、

・なぜ歯磨きだけでは不十分なの?
・フロスは本当に必要?
・歯周病との関係
・フロスを続けるコツ

について歯医者がやさしく解説します。


目次

歯周病とは?

歯周病は、

👉 歯を支える歯ぐきや骨の病気

です。

原因は主に、

👉 歯垢(プラーク)

の中にいる細菌です。

初期には、

・歯ぐきの腫れ

・出血

程度ですが、

進行すると

・歯を支える骨が溶ける

・歯がぐらつく

・歯を失う

こともあります。


歯磨きをしていても歯周病になる理由

多くの方は、

歯ブラシで歯を磨いています。

もちろん歯磨きは大切です。

しかし実は、

歯ブラシだけで落とせる汚れは

👉 約60%程度

といわれています。

つまり、

しっかり磨いているつもりでも、

約40%の汚れが残っている可能性があるのです。


汚れが残りやすい場所

特に磨き残しが多いのは、

歯と歯の間

奥歯の後ろ

歯並びが重なっている部分

です。

その中でも、

歯周病が始まりやすい場所が

👉 歯と歯の間

になります。


歯周病は歯と歯の間から始まることが多い

歯科医院で歯周病検査をすると、

出血や歯周ポケットが深くなっている場所は、

歯と歯の間に多く見られます。

なぜなら、

歯ブラシの毛先が届きにくいからです。

ここに細菌がたまり続けると、

歯ぐきに炎症が起こります。


フロスとは?

フロスとは、

歯と歯の間を掃除するための細い糸です。

歯ブラシでは届かない場所の汚れを取り除くことができます。


フロスで取れるもの

✅ 歯垢(プラーク)

✅ 食べかす

✅ 歯と歯の間の細菌


歯周病予防には非常に重要な道具です。


フロスを使うと何が変わる?

研究では、

歯ブラシ単独よりも

👉 歯ブラシ+フロス

の方が歯ぐきの炎症を改善しやすいことが報告されています。

つまり、

フロスは歯周病予防のサポート役ではなく、

重要な主役のひとつなのです。


フロスを通して血が出るのはなぜ?

初めてフロスを使った方から、

よく聞かれる質問です。

原因の多くは、

👉 歯ぐきの炎症

です。

炎症がある歯ぐきは出血しやすくなっています。

そのため、

最初は血が出ることがあります。

ただし、

数日〜数週間続けて出血する場合は、

歯科医院でのチェックがおすすめです。


フロスを使うと口臭対策にもなる

歯と歯の間には、

細菌や食べかすがたまりやすくなります。

これらは、

口臭の原因になることがあります。

フロスを使うことで、

口臭予防にもつながります。


フロスと歯間ブラシは違うの?

どちらも大切ですが、

役割が少し違います。


フロス

歯と歯の間が狭い人向け


歯間ブラシ

歯ぐきが下がってすき間がある人向け


どちらが適しているかは、

お口の状態によって異なります。


フロスを続けるコツ

最初から完璧を目指さなくても大丈夫です。


まずは夜だけ

寝る前の1回でも十分意味があります。


奥歯から始める

磨き残しが多い場所です。


ホルダータイプを使う

初心者でも使いやすくなります。


歯科医院で感じること

診療をしていると、

「毎日歯磨きしています」

という方でも、

歯と歯の間に歯垢が残っていることは珍しくありません。

逆に、

フロス習慣がある方は、

歯ぐきの状態が良好なことが多い印象です。

歯周病予防において、

フロスはとても大きな力を持っています。


まとめ

歯磨きを毎日していても、

歯と歯の間の汚れは残りやすく、

それが歯周病につながることがあります。

歯周病予防で大切なのは、

歯ブラシだけに頼らないことです。

フロスを取り入れることで、

歯と歯の間の細菌を減らし、

歯ぐきの健康を守ることにつながります。

歯磨きは頑張っているのに歯周病と言われた方こそ、

ぜひフロス習慣を見直してみてください。


ひとこと

歯周病は、「歯磨きをしているかどうか」だけで決まる病気ではありません。

どれだけ丁寧に歯磨きをしていても、歯ブラシだけでは届かない場所があります😌

フロスは特別なケアではなく、歯ブラシでは届かない場所を補うための大切な習慣です。

将来も自分の歯で美味しく食事を楽しむために、ぜひ今日から“歯と歯の間”にも目を向けてみてくださいね🦷✨


参考文献・参考資料

  1. 日本歯周病学会『歯周病の診断と治療の指針 2022』
  2. 日本歯周病学会『歯周病患者におけるセルフケア指導資料』
  3. 日本口腔衛生学会『歯間清掃用具活用指針』
  4. 厚生労働省 e-ヘルスネット「歯周病」
  5. Worthington HV, MacDonald L, Poklepovic Pericic T, et al. Home Use of Interdental Cleaning Devices. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2019.
  6. Sambunjak D, Nickerson JW, Poklepovic T, et al. Flossing for the Management of Periodontal Diseases and Dental Caries in Adults. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2011.
  7. Chapple ILC, Van der Weijden F, Doerfer C, et al. Primary Prevention of Periodontitis. Journal of Clinical Periodontology. 2015.
  8. Newman MG, Takei HH, Klokkevold PR, Carranza FA. Carranza’s Clinical Periodontology. 13th Edition.
  9. Tonetti MS, Greenwell H, Kornman KS. Staging and Grading of Periodontitis. Journal of Periodontology. 2018.
  10. World Health Organization (WHO). Oral Health Fact Sheets.
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