「冷たい水で歯がキーンとしみる…」
「虫歯はないと言われたのにしみる…」
「最近、歯ぐきが下がってきた気がする…」
そんな経験はありませんか?
結論からいうと、
👉 歯がしみる原因は虫歯だけではありません
実は、
👉 歯周病
👉 歯ぐき下がり
👉 知覚過敏
が関係していることもあります。
特に、
👉 歯ぐきが下がってきた
👉 歯が長く見える
👉 冷たいものでしみる
という方は、
歯周病が関係しているかもしれません。
今回は、
・歯がしみる仕組み
・歯周病と知覚過敏の関係
・どんな人が注意?
・今日からできる対策
について歯医者がやさしく解説します。
歯はなぜしみるの?
まず知っておきたいのが、
歯の構造です。
歯は大きく3層あります。
① エナメル質
👉 一番外側
👉 とても硬い
② 象牙質
👉 内側
👉 刺激が伝わりやすい
③ 歯髄(しずい)
👉 神経や血管がある場所
通常、
歯の表面は、
👉 エナメル質
で守られています。
そのため、
冷たいものや熱いものが触れても、
強い刺激は伝わりにくいです。
しかし、
象牙質が露出すると、
👉 刺激が神経に伝わりやすくなる
ため、
👉 しみる
と感じやすくなります。
知覚過敏って何?
知覚過敏とは、
👉 虫歯ではないのに歯がしみる状態
です。
例えば👇
✅ 冷たい水
✅ 歯ブラシ
✅ 甘いもの
✅ 冷たい空気
などで、
一時的にキーンとしみることがあります。
特徴としては、
👉 一瞬しみる
👉 刺激がなくなると落ち着く
ことが多いです。
歯周病でなぜしみるの?
ここが今回のポイントです。
理由は主に、
👉 歯ぐき下がり
です。
歯周病で歯ぐきが下がる
歯周病は、
👉 歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起こる病気
です。
原因の中心は、
👉 プラーク(歯垢)の中の細菌
です。
炎症が続くと、
少しずつ
👉 歯ぐきが下がる
👉 骨が減る
ことがあります。
すると、
今まで歯ぐきに隠れていた
👉 歯の根元
が見えてきます。
根元はしみやすい
ここが重要です。
歯の根元は、
👉 エナメル質で覆われていません
表面は、
👉 セメント質
という薄い組織で覆われています。
この部分は、
エナメル質より弱く、
刺激が伝わりやすいです。
そのため、
歯ぐきが下がると、
👉 知覚過敏が起こりやすくなる
のです。
こんな症状はありませんか?
次のような症状がある方は要注意です。
✅ 冷たい水でしみる
✅ 歯みがきでしみる
✅ 歯ぐきから血が出る
✅ 歯ぐきが下がった
✅ 歯が長く見える
✅ 口臭が気になる
こうした症状があるなら、
歯周病と知覚過敏が両方関係しているかもしれません。
歯周病以外にも原因はある?
もちろんあります。
例えば👇
✅ 虫歯
✅ 強いブラッシング
✅ 歯ぎしり・食いしばり
✅ 酸蝕症(酸で歯が溶ける)
などです。
つまり、
👉 しみる=虫歯
とは限りません。
よくある誤解
☞「しみるけど虫歯じゃないなら大丈夫」
実は、
❌ そうとは限りません
知覚過敏そのものは大きな病気でないこともあります。
でも、
背景に
👉 歯周病
が隠れている場合は要注意です。
歯周病は、
👉 痛みが少ないまま進行する
ことも多いです。
今日からできる対策
無理のない範囲で👇
✅ 強く磨きすぎない
✅ やわらかめの歯ブラシを使う
✅ 知覚過敏用歯みがき粉を使う
✅ フロスを取り入れる
✅ 気になるなら歯科で相談する
これが大切です。
必要に応じて、
👉 知覚過敏処置
👉 歯周病治療
を行うこともあります。
歯科医院で感じること
診療をしていると、
「虫歯だと思って来ました」
という方の中に、
実は
👉 歯周病による歯ぐき下がり
👉 知覚過敏
が原因の方も少なくありません。
歯のしみる症状は、
お口からのサインかもしれません。
まとめ
歯がしみる原因には、
✔ 虫歯
✔ 知覚過敏
✔ 歯周病
✔ 歯ぎしり
✔ 強いブラッシング
などがあります。
歯周病では、
👉 歯ぐき下がり
によって、
歯の根元が露出し、
👉 知覚過敏
が起こりやすくなります。
だからこそ、
👉 しみる原因を知ること
が大切です。
ひとこと
歯の「しみる」は、虫歯だけが原因とは限りません😌
小さな違和感の背景に、歯ぐきからのサインが隠れていることもあります。
気になる症状を放置しないことが、未来の歯を守る第一歩になるかもしれません🦷✨
参考文献・参考資料
- 日本歯周病学会
歯周病関連資料 - 日本歯科保存学会
知覚過敏関連資料 - 日本歯科医師会
歯周病・知覚過敏関連資料 - Addy M.
Dentine hypersensitivity: New perspectives on an old problem.
International Dental Journal. 2002. - West NX.
Dentine hypersensitivity.
Monographs in Oral Science. 2013. - Kinane DF, Stathopoulou PG, Papapanou PN.
Periodontal Diseases.
Nature Reviews Disease Primers. 2017. - Genco RJ, Borgnakke WS.
Risk Factors for Periodontal Disease.
Periodontology 2000. 2013.

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