「日本人の8割が歯周病って本当?」
「そんなに多いの?」
「自分も歯周病なのかな…?」
歯科の情報を見ていると、
👉 「日本人の8割が歯周病」
という言葉を見たことがある方も多いと思います。
結論からいうと、
👉 完全に間違いではありませんが、少し誤解されやすい表現です
実はこの数字、
👉 重度の歯周病の人が8割いる
という意味ではありません。
今回は、
・歯周病ってどんな病気?
・「8割」の本当の意味
・どのくらいの人が歯周病なの?
・今日からできる予防
について歯医者がやさしく解説します。
そもそも歯周病ってどんな病気?
歯周病は、
👉 歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起こる病気
です。
原因の1つは、
👉 プラーク(歯垢)の中の細菌
です。
初期では、
例えば👇
✅ 歯ぐきが赤い
✅ 腫れる
✅ 歯みがきで血が出る
などがあります。
進行すると、
👉 歯を支える骨が減る
ことがあります。
さらに悪化すると、
👉 歯がグラグラする
👉 歯を失う
原因になることもあります。
「日本人の8割が歯周病」ってどういう意味?
ここが一番重要です。
この言葉は、
昔の歯科健診データや疫学調査をもとに、
👉 歯ぐきに何らかの異常がある人が多い
ことを表したものです。
つまり、
この「8割」には、
✔ 軽い歯肉炎
✔ 初期の歯周病
✔ 中等度以上の歯周病
などが含まれています。
つまり、
👉 「歯ぐきに炎症のサインがある人」
がかなり多い、ということです。
全員が重症なの?
もちろん違います。
ここは誤解されやすいです。
例えば、
歯みがきで少し血が出るだけでも、
👉 歯肉炎
の可能性があります。
歯肉炎は、
歯周病の入り口です。
ただしこの段階なら、
👉 適切なケアで改善しやすい
ことも多いです。
つまり、
「8割」の中には、
軽い炎症の方もたくさん含まれています。
実際どれくらい多いの?
厚生労働省の歯科疾患実態調査では、
年齢が上がるにつれて、
👉 歯周病の割合は増える傾向
があります。
特に、
40代以降では、
歯周病の所見がある方がかなり増えます。
例えば👇
✅ 40代
✅ 50代
✅ 60代以上
では、
歯ぐきの異常が見つかる方が多いです。
つまり、
歯周病は
👉 年齢とともにリスクが上がりやすい病気
とも言えます。
なぜこんなに多いの?
理由はいくつかあります。
① 初期はほとんど痛くない
歯周病の怖いところです。
虫歯は痛みが出ることがありますが、
歯周病は、
👉 初期ではほぼ無症状
なことも多いです。
つまり、
気づきにくい病気です。
② 毎日の磨き残しが積み重なる
歯周病は、
毎日の小さな積み重ねで進行します。
特に👇
✅ 歯と歯の間
✅ 奥歯
✅ 歯ぐきの境目
は汚れが残りやすいです。
③ 歯みがきだけでは不十分なこともある
ここも重要です。
歯周病には、
👉 歯みがき習慣
だけでなく、
👉 ストレス
👉 睡眠不足
👉 喫煙
👉 糖尿病
👉 食生活
なども関係しています。
つまり、
歯周病は
👉 生活習慣病に近い側面
もあります。
こんな症状は要注意
次のような症状があれば注意です。
✅ 歯ぐきから血が出る
✅ 口臭が気になる
✅ 歯ぐきが下がった
✅ 歯が長く見える
✅ 硬い物が噛みにくい
✅ 歯がグラつく
このようなサインがあるなら、
早めのチェックがおすすめです。
よくある誤解
☞「痛くないから大丈夫」
実は、
❌ これは危険です
歯周病は、
👉 静かに進行する病気
です。
痛みが出る頃には、
かなり進行しているケースもあります。
今日からできる予防
無理のない範囲で👇
✅ 夜の歯みがきを丁寧に
✅ フロスを使う
✅ 甘い物を減らす
✅ 定期的に歯科検診
✅ 出血を放置しない
これが大切です。
歯科医院で感じること
診療をしていると、
歯周病が進行している方ほど、
「痛くなかったから放置していた」
とおっしゃることが少なくありません。
歯周病は、
👉 痛みより先にサインが出る病気
です。
その小さなサインに気づけるかが重要です。
まとめ
「日本人の8割が歯周病」という言葉は、
✔ 重度歯周病が8割という意味ではない
✔ 軽い歯肉炎も含まれる
✔ 歯ぐきの異常がある人が多い
という意味に近いです。
歯周病は、
👉 気づかないうちに進行しやすい病気
です。
だからこそ、
👉 早めの気づきと予防
が大切です。
ひとこと
「日本人の8割が歯周病」と聞くと、少し怖く感じるかもしれません😌
でも大切なのは、数字に不安になることではなく、自分のお口の状態を知ることです。
小さなサインを見逃さないことが、未来の歯を守る第一歩になるかもしれません🦷✨
参考文献・参考資料
- 日本歯周病学会
歯周病関連資料 - 日本歯科医師会
歯周病予防関連資料 - 厚生労働省
歯科疾患実態調査 - 厚生労働省
e-ヘルスネット 歯周病関連資料 - Kinane DF, Stathopoulou PG, Papapanou PN.
Periodontal Diseases.
Nature Reviews Disease Primers. 2017. - Genco RJ, Borgnakke WS.
Risk Factors for Periodontal Disease.
Periodontology 2000. 2013. - World Health Organization
Oral Health Fact Sheets

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